三溪園=中区本牧三之谷=にある横浜市指定有形文化財「鶴翔閣(かくしょうかく)」で1月2日、五穀豊穣と感謝の気持ちをこめる荘厳な儀式「包丁式」が披露される。午前11時と午後2時の2回。
右手に包丁、左手にまな箸を持ち、まな板の上に置かれた食材を一切手を触れずにさばく。現在も、この伝統的な儀式は料理人たちによって受け継がれている。
10年以上、正月に同所で式を執り行っている「四條心流会」=中区=の会長代行・島田和気男さん(57)は「起源は平安朝。今からおよそ1100年前にさかのぼる」と話す。今年の式題は「宝船之鯛」。鯛の頭を船首、尾を船尾に、表身で「宝」の文字を描く。裏身に切り込みを入れ波を表す様子は圧巻という。
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