――まずは昨年の振り返りをお願いします。
「3月には新山下に『みはらしポンテ』が開設されました。この施設は知的・身体・精神の3つの障害に対応した、中区における障害者支援拠点です。また9月には地域防災拠点の一つである北方小学校を会場に総合防災訓練を行いました。障害者など、要援護者を避難させる訓練も実施するなど意義ある取り組みでした。中学生も参加し防災意識の向上につながったと考えています。中区は発災時の被害想定が大きいので、区独自に自治町内会の連合地区ごとに被害想定を積算し、職員が回って説明しました。10月の『ハローよこはま』は、英国軍楽隊パレードもあり約17万人の人出でとなりました」
――力を入れた施策はいかがでしょう。
「地域課題の解決の糸口は、地域にあるというのが私の持論です。自治町内会や民生委員、児童委員など地域の団体の定例会に積極的に顔を出して意見交換を行いました。各団体が得意分野を活かせば、一人暮らしの高齢者の孤立改善にも役立つと思います。ですので、これまで同様に、連合地区ごとに各団体の横断的な協議会発足に力を入れました。昨年は新たに3地区発足、計4地区が積極的に活動しています」
――区が抱える課題は。
「18区で2番目に低い自治町内会加入率や、低い投票率、また福祉のまちである寿地区を抱えていること、多い高齢者の交通事故件数など多岐に渡ります。これらの課題に取り組むに当たり、基盤になるのが自治町内会や民生委などの地域の団体活動だと思います」
――重点的な取り組みを教えてください。
「2015年度に全国でスタートする子育て支援の新制度に対応するため、しっかり情報提供するとともに準備に取り組みます。昨年12月に一斉改選した民生委・児童委とともに区の地域福祉保健計画『中なかいいネ!』に基づき、地域福祉を推進します。15年3月にはフルマラソンがありますのでスポーツを活かしたイベントも考えたいですね」
――区民へのメッセージをお願いします。
「『ハローよこはま』しかり、区民に楽しんで喜んでもらえるイベントを充実させていきたい。横浜の玄関口にふさわしい空間づくりに、区役所としても取り組んでいきたいと思います」
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