馬車道駅そばの新市庁舎整備候補地にドーム型ビニールハウス「グランパ横浜農場」が設置され、1月7日から野菜の栽培や施設見学の受け入れがはじまった。
この取り組みは市経済局が進める横浜発次世代植物工場技術発信事業の一環。県内を中心に全国でドームハウスによる農作物栽培を行う(株)グランパ(阿部隆昭社長)=中区不老町=の技術発信を目的に、10月末まで期間限定で実施される。
今回設置されたドームは高さ5m、直径29m。施設は樹脂性のフィルムで覆われており、ドーム内は温度や湿度、風の循環などがコンピュータで管理されている。今回栽培されているのは「サラトリオ」というレタスで、天候に左右されず1日400株を収穫できるという。
また同施設にはセミナー棟も併設されており、設備の仕組みやドーム運営のノウハウを学ぶことができる。すでに市内の中学生や農業関係者、周辺企業の会社員ら1日40人ほどが訪問。阿部社長は「この仕組みは効率的に新鮮な野菜を出荷でき、採算も良い。こんな農業の形もあるのだと多くの人に広め、日本の農業の基盤を強くしたい」と語っていた。
最初の収穫は3月頃で、近隣企業の社員食堂や飲食店などに出荷される予定。
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