横浜市がこのほど発表した2014年度予算案で、中区・西区の自主事業の予算案、概要が明らかになった。「地域のつながりづくり」(西区)や「防災」「健康づくり」(中区)などを重点に、地域の課題解決を目指す。予算案は現在開会中の市会で審議され、3月25日に議決される予定。
区の自主企画事業の予算「個性ある区づくり推進費」は、区が地域の身近な課題やニーズにきめ細かく対応するための予算。西区では39事業に9437万円が、中区では30事業に9306万1千円が計上されている。
西区
14年度に区制70周年を迎える西区では防災や健康づくりのほか、「地域のつながりづくり」や「魅力発信・にぎわいのあるまちづくり」を施策に掲げる。
70周年に向けては「温故知新」をキーワードに、冊子の発行やスタンプラリーなど、記念事業を展開。西区では「事業を通じて人々がまちの魅力を再発見し、地域間の交流が促進されることで、まちの一体感を醸成できれば」と話す。
その他、福祉保健計画の推進、自助・共助による防災力強化、地域資源を活用した回遊ルート作りなどで地域課題の解決を目指す。
中区
中区は、「地域防災力の向上」と「区民健康づくり推進」を重点施策に掲げる。 防災・防犯では、地域特性に応じた減災行動の啓発を推進するほか、小中学生を対象とした防災サバイバル教室のモデル事業などを実施する。健康の分野では、「健康づくり推進委員会」を設置し、各年代に適した運動や体操の情報などを発信するほか、がん検診の受診勧奨にも取り組む。
その他、地域活性化をめぐっては自治会町内会の加入促進を強化、街の美化のために資源物の排出量削減を目指す環境行動の推進などが施策に盛り込まれている。
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