「ママたちに健診の場を」 子育てNPO要望受け、機会を提供
ママ友同士でお互いの子どもの面倒を見ながら、自身の健診(検診)を受けることができればいいのに―。
そんな母親たちの声を受けて、子育て支援を行うNPO法人シャーロックホームズ(東恵子理事長)=西区=が3月27日、子連れで乳がん検診などができる「ママ友健診」を開催した。
これは乳がん撲滅を目指す「ピンクリボンかながわ」との協働で行われたもの。中区の神奈川県予防医学協会中央診療所を会場に、未就園児の母親約20人が参加した。企業の協賛で無料実施された乳がん検診などのほか、身体測定や胸部レントゲンなどの有料一般健診もほぼ全員が受けたという。健診中の保育サポートは、願成寺付属ばらの幼稚園(西区)の職員がボランティアで行った。
全国的にも珍しい取り組みとなったが、同協会でピンクリボンの活動に携わる本園智子さんは「家族の健康を守っているお母さんの健康は後回しにされがち。今後も定期的に健診の機会を提供したい」と話した。
子連れでもOK
1歳10カ月の息子を連れて参加した井上真耶さん(29歳・西区)は「産後一度も健診できずに気になっていた。子どもは預けるのも大変なので、子連れで健診できるのは助かります」
同NPOが2012年に行ったアンケートによると、出産後に自分の健診(検診)を受けたことがない母親が4割、理由の1位は「子どもを連れていけないから」。一方、自分の健康や健診など考えもしなかった、費用が高い、場所が分からないという回答もあったという。
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