中区の赤英町・初黄町・日ノ出町の3町内会合同による「防災まち歩き」が6月21日に行われた。3町内会合同は区内で初めて。参加者は40人を超え過去最大規模となった。中区総務課では「改めて町を自らの目で見て、防災対策を考えるきっかけにして欲しい」と話していた。
「防災まち歩き」は、町内会ごとに町を見て回り、災害時の危険箇所を確認して地域防災に役立てようというもの。コースを誘導する班長、記録を残すカメラ係、危険個所を地図に記入する点検係など、役割を決めて巡回。終了後、チェックした危険箇所や消火栓、防火水槽の位置、また海抜などを詳細地図に落とし込み、情報共有をはかる。
区内初の3町内会合同開催は、「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」で持ち上がったもの。地域の防犯活動や活性化イベントなどを行う同協議会で、防犯だけではなく防災活動にも取り組もうという話があった。それを受け、区役所が3町内会に声をかけたことで実現。各町内会には、回覧板やチラシのポスティングなどで参加を呼びかけた。
当日は、41人が参加し過去最大規模に。民間の防災コーディネーターの指導のもと、区職員と伊勢佐木警察署の警官など合わせて約60人が「まち歩き」に取り組んだ。
3町内会とも地域防災拠点は本町小学校だが、一時的な避難場所として区境の東小学校(西区)を想定。そこへの避難路などを点検するなかで、参加者からは「地震が来たら崩れそう」「集中豪雨が来たら心配」「障害物があって避難時に通りにくい」など様々な声が聞かれた。子どもと一緒に参加した初黄町内会の袖岡誠さん(48)は「普段から通っている道も、じっくり見て回ると色々な発見がありますね」と話していた。
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