新たに「北改札」と東西通路が整備されたJR桜木町駅駅長を務める 田畑 孝司さん 中区豆口台在住 55歳
父の背中を追い鉄道一筋
○…みなとみらい地区の玄関口、JR桜木町駅の駅長に6月24日付で就任した。初代横浜駅が位置した由緒ある駅だけに「名誉であるとともに、とても緊張感を持っています」と姿勢を正した。
○…7月16日には、北口改札と東西を結ぶ通路が全面開通するとともに、駅と一体化した商業施設「CIAL」がオープン。利便性だけでなくより一層の魅力アップも。新たな東西通路は、「みなとみらいと野毛を結ぶ架け橋になる」と期待する。また、雨天時も傘をささずにランドマークタワー方面へ通行できるとあって「とても便利になりますね」と説明した。
○…「制服姿が格好良かった」と、父の影響もあり1977年に国鉄に入った。以後、鉄道マン一筋。大船駅を皮切りに今回で13カ所目の任地となる。これまではパンフレットやコマーシャルなどに関わる販売促進の業務が長い。若いころには辞めようと思ったこともあったという。「それまでとは全く異なる業務に異動した時はつらかった」と20数年前を振り返る。「最初はまったくうまく行かなくてね。だけれども、『何とかしてやろう』という精神で仕事を覚えました」と話す。「打たれ強いんでしょうね」と笑った。
○…川崎市出身で7歳の頃に横浜へ。以来50年近く、「完全なハマっ子です」とはにかむ。現在は、山手で妻と長男、長女、そして愛犬シェルティーの「クラリス」と暮らす。「クラとの森林公園の散歩は気分転換になりますよ」。また「定年後は調理師免許でもとろうかな」と週末は自ら鍋を振るうほどの料理好き。エビチリにチャーハンと中華料理が得意だという。
○…新駅長として自然体を大切に「安全輸送は絶対」と使命感に燃える。また、構内で困っている人への声掛けサポート運動にも尽力。「地域あってのJR。地域活性化のためにできることがあれば、協力していきたい」と話した。
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