イセザキ・モールを訪れた視察団
開港都市である横浜、神戸、長崎、新潟、函館の市民団体や行政関係者らが集まり、まちづくりに関する交流や意見交換を行う「開港５都市景観まちづくり会議・横浜大会」が10月17日から19日まで、横浜で開催された。同大会は１９９３年から始まり、今回で20回目。３日間にわたりパネルディスカッションやまち歩きが行われ、原点となった開港の場を振り返りながら開港都市の魅力や可能性を探った。
18日の分科会では、関内周辺エリアで４つのグループに分かれてまちあるきを実施。伊勢佐木町エリアでは大さん橋から屋形船に乗って横浜港と大岡川から水上視察した後、黄金町で下船し、アートの街に再生した歴史について説明。イセザキ・モールを歩きながら横浜発祥の牛鍋の店や音楽に縁ある街の象徴として、多目的ライブハウスの「クロスストリート」、その前に設置された青江三奈の歌碑、「ゆず」の看板などが紹介された＝写真。
新潟県から参加した新潟市南商工振興会の村尾建治会長は、地元の商店街と比べてイセザキ・モールに空き店舗がほとんどなく、街に活気があることを評価し、「商店街の人たちの街に対する情熱が伝わってきた。まちづくりには、こうした想いが大切なのだと改めて感じた」とコメント。今回視察団を迎えた協同組合伊勢佐木町商店街の牛山裕子理事長は、「来たくなる・働きたくなる・住みたくなるまちづくりを目指せば街は必ず活性化すると思う」と話していた。
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