64代目の理事長として横浜青年会議所の舵を取る 稲葉 崇浩さん 西区在勤 38歳
理事長として恩返し
○…318人のメンバーから構成される若手経済人の団体「横浜青年会議所」(以下、横浜JC)。そのトップを1月から務める。
○…今年度のテーマは「みらいへのアイデンティティ」。日本にある青年会議所の母体、JCI(国際青年会議所)の活動がアメリカではじまって100周年を迎え、「先人たちが行ってきたことを踏まえて、我々はこれからどうしていくべきかを見直そうという想いが込められています」と力強く話す。大学卒業後、アメリカに4年半留学した経験を活かし、青年会議所では海外事業にも積極的に参加してきた。「魅力ある横浜を海外にアピールするために、地域の良いところを発掘していきたい」と今までの経験を横浜JCでの地域活動に活かしていくつもりだ。
○…30歳を「ひとつの契機として」入会を決意した。「もともと個人で行動することが好きで、集団行動が苦手だった」というが、活動を通して変わっていった。「社会に合わせる生き方を勉強させてもらえる。自分の足りないところを補完してもらえる」。9年目を迎え、「多くの経験をさせてもらった恩返し」と理事長になることを決めた。
○…小学生時代を横浜で過ごした。「様々な場所で暮らしていたが、実家も横浜にあり、地元意識が強い」と横浜への愛着を語る。「最近は忙しくてまったく行けていない」というスキーは、インストラクターをしていたほどの腕前。ジャンルを問わず、小説から哲学書まで手にする読書家の一面も。「時間があればやりたいことはたくさんある」と微笑む。
○…普段は西区にある不動産会社の取締役を務める。「JCは前向きにチャレンジした失敗は許される。その経験が仕事にもJCにも活きる」と仕事での決断にJCでの経験も活かされている。「責任感ある理事長としての仕事に専念したい。自分のことを考えるのはそれからですね」と、恩返しの一年に専念するつもりだ。
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