同会所属の協力医12人が検診にあたった
西区歯科医師会（杉浦洋二会長）による無料の口腔ガン検診が６月４日、西区の保健福祉センターで行われた。
この検診は近年増え続けている口腔ガンの早期発見・治療につなげてもらおうと、同会で今年初めて実施されたもの。応募開始後すぐに定員枠が埋まったといい、関心の高さがうかがえた。
問診から始まり、リンパ節や舌、歯ぐき、頬などを触診しながら１つずつチェック項目を確認。同会会員の歯科医師と口腔外科専門医によるダブルチェックが行われた後、診断結果が伝えられた。検診を受けた佐々木智子さん（42）は、「口内炎が治りにくかったので心配していたが、とても丁寧に診てもらえたので安心した。無料で検診が受けられるのはありがたいですね」と笑顔で語った。杉浦会長は、「口腔ガンは初期症状があまりなく、専門医でないと判断が難しい。なかなか治らない口内炎があるなど、不安に思ったらすぐに歯科医に相談して欲しい」と話していた。
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