世界中の才能豊かな若手音楽家たちが横浜に集い、3週間に渡って一流講師から指導を受ける―今年で15年目を迎える国際教育音楽祭「ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン ヨコハマ」(mmcj)が横浜みなとみらいホールで行われている。
この取組みは、指揮者の大友直人さんが仲間の音楽家と2001年から始めたもの。海外でも活躍する大友さんは常々、クラシック界での日本の知名度の低さを残念に感じていた。「例えば東京では常に世界中から有名な楽団がきて公演するなど、日本は世界に誇るクラシック都市。それならば日本をベースに活動する外国人がもっと増えていけば、真の文化交流にも繋がるのでは」とmmcjを立ち上げ、世界の若手音楽家たちに日本を知る機会を作った。
これまで欧米、アジアなど世界中から441人が受講。今年は日本を含む8カ国から21人が参加する。期間中の宿泊・滞在費は全てmmcjが負担し、ほぼマンツーマンで指導するほか、休日には横浜や観光地の散策なども行っている。
「ここ横浜で学んだ経験は彼らにとって必ず財産になる。ぜひ才能豊かな若者たちの演奏を楽しんでもらえたら」と大友さん。
期間中には同ホールで公演も開催。7月16日(木)午後6時30分からは受講生による室内楽コンサート。全席自由500円。21日(火)は午後7時から大ホールで受講生、講師、OB・OGらによるオーケストラ・コンサート。S席2500円ほか。問い合わせは同ホールチケットセンター【電話】045・682・2000。
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