JRの桜木町駅誕生100周年を記念し当時の様子が描かれた浮世絵のパネルが、同駅構内に展示された。7月18日には浮世絵を提供した川崎・砂子の里資料館の斎藤文夫館長とJR東日本の平野邦彦横浜支社長らが出席し除幕式が行われた。
このパネルは、同駅南口改札を入った右手一面に約1・5m×3mのサイズで掲示されている。画は、現桜木町駅の場所に横浜駅が誕生した1872(明治5)年の2年後に絵師の歌川国鶴が手がけた「横浜ステーション蒸気入車之図 並 海岸洋船燈明台を眺望す 横浜商館 並ニ 弁天橋図」。横浜駅が桜木町駅に生まれ変わったのは1915(大正4)年8月15日。それと同時に横浜駅は現在の高島町交差点付近に移った。
今回、JR東日本の依頼を受け浮世絵を提供した斎藤さんは「桜木町駅はかつて横浜の玄関口。ここから人や物が東京に運ばれていったことに想いを馳せてもらいたい」と話した。平野支社長は「和洋が混在する当時の様子がよく描かれている。駅誕生の息吹を感じて欲しい」と期待する。
同社では記念入場券発売や桜木町駅発車メロディ変更、企画展なども予定する。
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