中消防署は10月9日、中区の山手公園テニスコートで救命活動を行った4人に感謝状を贈呈した。
表彰を受けたのは、近藤高志さん(73)、前川佳澄さん(28)、同公園職員の小保方豊一さん(64)と、この日出席できなかった寺石圭佑さん(28)。
男性(70代)が倒れたのは7月10日の昼ごろ。近藤さんとテニスを楽しんでいた時に、急に膝をついて倒れ込んだ。心停止の状態で意識はなく、呼吸もしていなかった。驚いた近藤さんは男性のもとに駆けつけ、心臓マッサージをしながら男性の名前を呼び続けた。そして事務所に詰めていた小保方さんがAEDを持参。「実際にAEDを使ったのは初めてだったけど訓練が役立った」。また、近くでプレーしていた前川さんは、救命救急の知識を活かして人工呼吸を行った。
4人のとっさの連携で男性は救急隊が到着する前に心肺機能を回復。現在は社会復帰を果たしている。
贈呈式で中消防署の加藤雅之署長は「4人の勇気ある行動で尊い命が救われた」と感謝を述べた。近藤さんは「元気になってよかった。来年はまた一緒にテニスができたら」と話した。
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