陸上トラック種目の世界大会で日本人初のメダリスト、為末大さん(37)の講演が11月14日、みなとみらいで行われた。
「ハードルを越える」をテーマに、自身の種目400mハードルにどのように向き合ってきたか、映像や画像を用いて語った。
為末さんは、2001年のエドモントンおよび05年のヘルシンキの世界選手権において、男子400mハードルで銅メダル。シドニー、アテネ、北京の五輪3大会に出場している。12年に現役引退し、自身が創立した一般社団法人アスリートソサエティなどを通してスポーツや社会、教育など幅広い分野で活動する。
講演では、現役時代を振り返り「人生初のシドニー五輪では、緊張と興奮で自分自身を見失う経験をした」と話し、競技で転んだことを紹介。それがトラウマとなったが、自分自身を客観視して、時間をかけ克服していったという。「起きたことは変えられないが、その解釈は変えられる」と話し、そこから何を学び、次につなげていくか、その点が重要だと訴えた。
この講演は、横浜・川崎をエリアとする国際ロータリー第2590地区の地区大会の一環として企画された。
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