横浜市内で養蜂活動に取り組んでいる6団体と、これから始める2団体が参加し「第1回養蜂活動報告会」が2月6日に中区で行われた。ミツバチを通して環境保全や地域貢献を実践する各団体が、安心して養蜂できる環境をつくることが目的だ。
ミツバチは植物の受粉に大きな役割を担っており、都市部においても菜園や公園の緑、街路樹などの生育にその働きは重要と指摘されている。近年、生態系の再生や環境意識の啓発、採取したハチミツによる地域のブランドづくりなど、様々な視点から都市部における養蜂は注目されており、横浜も例外ではない。
そのような状況において今回の報告会は、2010年から養蜂活動に取り組む(株)キクシマ=港南区=の菊嶋秀生社長が、中区元町で養蜂を行う団体「もとぶん(もとまちぶんぶん)」の杉島和三郎会長に開催を持ちかけ実現。当日は、計8団体の約20人が参加した。
菊嶋さんは、養蜂の課題や成果を共有しあう場づくりを以前から検討しており、第1回の報告会を通して「各団体がゆるやかにつながるプラットホームになれば」と期待を示した。
参加したのはキクシマともとぶんをはじめ、伊勢山皇大神宮の池田正宏宮司・大倉山エル通り商店会=港北区=・昭和建設(株)=保土ケ谷区=、今後養蜂に取り組む横浜住宅供給公社とさくらWORKSの計8団体。
活動報告では、商工会議所と協力してハチミツを使用したスイーツブランドを創設したことや、子どもたちによる養蜂体験、商店街や町内会などとの協力、地元大学とのコラボレーションなどの取り組みが紹介された。また養蜂場所や人手の確保、ダニや病気の対策、群れが分かれる「分蜂」や近隣からの苦情対応など飼育面での課題も話し合われた。
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