西区が昨年から岩崎学園の学生と開発を進めてきたオリジナルのまち歩きアプリ「にしまろダイアリー」が完成し、5月20日から無料配信が始まった。現在はアンドロイド版のみ、アイフォーン版は今後リリース予定。
このアプリは「粋なまち歩き」をテーマに、西区役所が学校法人岩崎学園情報科学専門学校と連携して1年掛けて開発をすすめてきたもの。
学生や市職員たちが話し合い、当初9つのアイデアから検討・開発を開始。学生が西区の歴史や地理に詳しい専門家から話を聞き、実際に街歩きをするなど、検討を重ねながら3つのアプリを制作。そして、実際に試作版を市民に街で体験してもらいながら改良を進め、最終的に開発可能で一番評判の高かった「にしまろダイアリー」1つに絞り込んだ。
同アプリは西区のマスコットキャラクター「にしまろちゃん」がおすすめする区内の36カ所の観光スポットを巡るもの。設定してあるスポットを巡ると、にしまろちゃんの書いた「秘密の日記」を見ることができる。スポットを巡ることで「スケッチアイテム」やポイントを集めることもでき、西区では今後ポイントを競うキャンペーンの実施などを検討している。
開発を担当した学生のひとり、本間知生さん(19)は「誰でも使いやすい操作性を重視しました。知らなかった場所を訪れたり、にしまろちゃんの日記を発見する楽しさを感じてもらえたら。スケッチアイテムは全て私たちがデザインしました。実際に巡って感じたコメントも添えてあるのでお楽しみに」と話す。西区担当者も「開発を進めるにつれて学生たちの西区への関心が高まっていくのが嬉しかった」と若者たちの活躍を喜ぶ。
西区ではこのアプリをまち歩きだけに留めず、「将来的には区内のイベントや商店街の情報などを盛り込んでいけたら」としている。アプリのダウンロード方法は区HP参照を。
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