中区・西区版 掲載号:2016年7月14日号
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地産地消の仕事人椿直樹さん 横浜野菜の魅力を一冊に 費用一部に市民の協力募る

社会

生産者と笑顔で語る椿さん(左)
生産者と笑顔で語る椿さん(左)
 西区北幸で飲食店を営み、農林水産省から「地産地消の仕事人」に認定されている椿直樹さん(48)が、横浜野菜を使ったレシピ本『横浜の食卓』(仮)の自費出版に向け動いている。椿さんはその費用の一部をインターネットで協力を募るクラウドファンディングを活用。目標金額250万円に対して現在の寄付額は約4割で、残り期間は約40日となっている。

 20年ほど前から横浜野菜に魅せられ、その良さを伝える活動を続けてきた椿さん。「横浜を地産地消の代表大都市にする」との理念を掲げ、その推進をめざす「濱の料理人」発起人代表などを務めながら、市内の料理人や農家、生産者らとのつながりを深めてきた。

 今回の書籍出版は椿さんの長年の夢。「消費者・生産者の方々に横浜の食材の魅力を伝え、新鮮で安全で美味しい野菜を毎日の食卓に取り入れていただきたい」と、横浜野菜を使った家庭料理のレシピや、自身が尊敬する野菜や調味料の生産者の横顔を紹介する書籍をめざしている。

 取材はすでに進み、発刊は今年10月を予定。112ページオールカラーで、「10分で作れるお手軽レシピ」が60種類以上、そして生産者の横顔に加え、農家の直売情報や旬の野菜カレンダーなど、横浜に特化したレシピ集を予定する。価格は千円程度で発行は3千部。

自費出版を決意

 書籍化にあたり、最初は出版社に企画を持ち込んだ椿さん。しかし、商業目的の視点から様々なテーマの追加を求められた。それでは純粋に横浜野菜の魅力を伝えたいという想いを叶えることは難しく、椿さんは自費出版を決意。そして、多額の費用に苦悩する中でクラウドファンディングの存在を知った。

 今回利用するのは地域特化型クラウドファンディングサービス「FAAVO横浜」(【URL】https://faavo.jp/yokohama)。6月から80日間の日程で募集が始まり、7月11日現在で目標金額250万円に対して約4割。支援金額は1口5千円からで、金額に応じて「厳選横浜野菜セット」などの返礼がある。期間の8月20日までに目標金額に届かなければ調達額はゼロになる。

 椿さんは「市民の皆さんと一緒に作り上げられるような本になれば。横浜の生産者を知るきっかけとなるものを形にできるよう、ぜひご協力をお願いします」と呼び掛けている。

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