(PR)
街のお医者さんが教えます 口腔ケアのススメ12 取材協力/中区歯科医師会
今回のテーマは…
【歯ぎしりは噛み合わせが原因?】
歯ぎしりは無意識あるいは意識下において上下の歯の異常な接触によって、歯がすり減ったり、歯肉、アゴの骨に悪い影響を与える危険があります。原因としては色々なものがありますが主なものとして次のようなことが考えられます。
【1】ストレス、精神的、肉体的(過度の疲労、飲酒、喫煙等)【2】噛み合わせ【3】顎関節症【4】逆流性食道炎などです。
それぞれの治療法としては、【1】対症療法として薬の投与、運動療法、リラクゼーション等を行い、原因となるものを極力とり除くようにします。【2】対症療法として、マウスピースを用いますが根本的な噛み合わせ治療(歯並び矯正治療や、補綴による噛み合わせの改善)が必要になる場合もあります。【3】顎関節症の治療を行いますが、この項目については歯ぎしりそのものが顎関節症の一部と考えられることから【1】【2】に準ずるとした方が良いかもしれません。【4】最近の見解では逆流性食道炎との因果関係が疑われているようです。この場合はしっかりと当該疾患を治療しましょう。
ともかく、歯ぎしりの多くは病的なものであり、放っておくと危険です。ぜひ歯医者さんに行って相談してみては如何でしょう。
※このコーナーでは中区歯科医師会 地域保健部・地域医療部の先生が、隔月に1回異なるテーマで歯や口の健康について話します。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|