中区内の企業や団体が「読書の秋」にちなんだ様々なイベントを開催する「なか区ブックフェスタ」が10月1日から始まる。2011年から毎年行われてきた「中区えほんフェスティバル」を引き継ぎ、幅広い年代が本に慣れ親しめるようカフェなどでも開催される。
「なか区ブックフェスタ」は、10月1日から11月30日まで、ブックカフェ関帝堂書店の「押花ブックカバー作り」や竹之丸地区センターの「ぐりとぐらのかすてらつくり」など、区内23の店や施設で様々なイベントを展開する本の祭典。前身の「えほんフェスタ」は、昨年まで本牧地区センターの職員が中心となって開催されてきたが、担い手の職員が異動になり、今年の開催が危ぶまれていた。
「『えほんフェスタ』を続けたい思いがあった」。そう語るのは大鳥中学校コミュニティハウス館長の大久保箇子さん。住民から今年のイベント開催について問合せがあったことで、自身が担い手となることを決意した。
大久保さんからイベント開催の相談を受けた中区地域振興課の熊谷憲一郎さんは「イベントをやめるのはもったいない」と、協力団体を見つけるため、仕事後カフェなどに飛び込みで話を持ちかけたという。結果として区内の書店やブックカフェなど、計23の企業・施設からの協力を得ることができた。協力団体からの参加費と区社会福祉協議会の助成金を基に8千部作成したパンフレットは、知り合いに紹介してもらったデザイナーによるもので、施設に置けばすぐになくなってしまうほどだという。
「本に親しんでもらうと同時に、地域のお店や施設についても知ってもらいたい」と熊谷さん。すでに区内の小学校でパンフレットの配布を行い、今後は中学校にも配布する予定だ。
大久保さんは「『えほんフェスタ』を続けることで協力団体が増えていったように、『ブックフェスタ』も続けることで一層盛り上がるのでは」と今後の展開に意欲を見せる。
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