西区役所と株式会社崎陽軒(野並直文社長)が12月1日、「災害時における食事等の調達協力に関する覚書」の締結式を行った。
これは、区内で地震や風水害等の災害が発生し、長時間の活動が予想される場合に、災害対応に従事する西区職員に必要な食事の供給を同社に可能な範囲で要請できるようになるもの。崎陽軒では昨年9月に西消防署と同様の締結をしており、その話を受けて災害対応の充実化を図る西区役所が崎陽軒に依頼した。
締結式には野並社長と吉泉英紀区長が出席。それぞれ覚書に署名を行い、協力内容や手続き方法などについて確認した。吉泉区長は「東日本大震災では区役所周辺の道路が大渋滞して復旧作業などに対応する職員の食事も一苦労だった。区でも独自に備蓄はしているが、西区に本社を置く崎陽軒から協力を得られるのは本当に心強い」と感謝を述べた。これまで西消防署以外にもJRや東京電力、東京ガスなど各種インフラ事業者と同様の締結を結んできた同社。野並社長は「『腹が減っては戦ができぬ』というが、災害時に最前線で活動する方々に存分に働いてもらうためにも、弊社としてできるだけ協力をしたい」と気持ちを語った。
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