2017年幕開けにあたり、本紙は西区の吉泉英紀区長にインタビューを行い、昨年の振り返りと今年の施策を聞いた。(聞き手/本紙・土谷晃)
――2016年を振り返ってみていかがでしたか。
「地域の皆さまの力や西区の魅力を実感した一年でした。住宅地では地域の絆で結ばれた暮らしが営まれながら、一方で多くの企業が集まり、横浜経済の中心として発展を続ける新しい街としての魅力を持ち合わせています。
昨年は地域のつながりをより一層深めていくため、第3期西区地域福祉保健計画『にこまちプラン』が4月から始まりました。区民の皆さまが作り上げた地区別計画の中では、特に『居場所づくり』の取組みが進みました。地域の方々が運営する『居場所』では、子どもから高齢者まで、世代を超えたつながりの輪が広がり始めています。
防災面では、昨年4月に発生した熊本地震の教訓をもとに、各地域で避難所の運営訓練を行いました。参加いただいた皆さまには災害時の役割や日頃からの備えについて、より深く考えるきっかけにしていただけたかと思います。今回は特に小・中学生が大勢参加しました。避難所運営には小・中学生に活躍いただける場面もたくさんありますので、今後も訓練への協力をお願いしたいと思います。
また、商店街振興策として11月に冊子『ハマにしで食べよう!』を発行しました。西区の商店街で食べられるおいしいものを紹介しています。今後も区内外に商店街の魅力を発信していきます」
――来年度の重点施策は。
「まずは『にこまちプラン』2年目として、地域活動の担い手づくりや安全安心なまちづくりの取組みなど、引き続き地域主体の活動を支援していきます。また、2025年には団塊の世代が75歳以上となる中、今後も高齢者が住み慣れたこの西区で暮らし続けていくために、引き続き地域で支えあう仕組み作りを進めていきます。
3月25日からは『全国都市緑化よこはまフェア』が開催されます。西区ではグランモール公園や掃部山公園を、美しい花と緑で彩ります。街の魅力をさらに高め、このにぎわいを区全体に広げていきたいと思います」
――最後に西区民へのメッセージをお願いします。
「地域の課題解決や活性化に向けて、区民の皆さまをはじめ、商店街や企業の皆さまと協働して取り組み、地域でつながり、支え合うまちづくりを進めたいと思います。本年も引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします」
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