アフリカ・ザンビアの子どもたちに、履けなくなった靴を届けようと1月24日、幼稚園児による靴の贈与式がそごう横浜店9階で行われた。靴を持って集まったのは、同店に近い西区西戸部町のばらの幼稚園園児21人。会場で(公財)ジョイセフの石井澄江さんに園児が靴を手渡した=写真。
この取り組みは、(株)そごう・西武が2009年から、ジョイセフとともに取り組んでいる「こども靴 下取りキャンペーン」の一環。昨年秋、そごう横浜店から(公社)横浜市幼稚園協会に同キャンペーンの働きがけがあった。それを受け幼稚園協会では、同店近隣のばらの幼稚園に参加を打診。同幼稚園は、普段からごみ拾いなどのボランティア活動に積極的に取り組んでおり、今回の依頼も自然に受け入れられたという。
式典であいさつに立ったそごう横浜店の岡田正俊店長は「子どもの頃からこのような社会貢献活動に取り組むことはとても大切」と話し、幼稚園協会の協力に感謝の意を示していた。同協会の木元茂会長は「ザンビアの子どもたちが靴に羽が生えたように喜んでもらえたら」と語り、「園児たちにはモノを大切にする心を育んでもらいたい」と呼びかけた。
ジョイセフの石井さんは、衛生環境が良好とは言えないザンビアの現状を説明し「この取り組みが世界に眼を向けるきっかけになれば」と期待した。保護者の一人、西嶋亜希子さんは「本来、捨ててしまう靴が海外でいかされるのは大変うれしい」と話していた。
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