サンモール西横浜商店街=西区久保町=のカフェ「ファミリーカフェマドカ」で4月21日、地域の子どもたちに食事を提供する「マドカ・なかま食堂」が初めて開催された。
この取り組みは、両親が共働きで夜遅くまで食事をとることができない子どもや、一人で食事をとる孤食状態に陥っている子どもが、皆で楽しく食事ができるよう企画されたもの。
西横浜駅周辺で認可保育園や障害児通所支援事業などを手がける認定NPO法人ムーミンの会が主催した。
同法人の認可保育園では、以前から親の迎えが遅くなる子どもたちに夕食を提供しており、施設全体で60人近い子どもたちがこの制度を利用しているという。
このことから、同法人の中川節男理事長(69)は「夜遅くまでお腹を空かせている子どもが地域にはまだいるのでは」と考え、昨年9月より南浅間町の同法人施設を開放し、なかま食堂の運営を始めた。
地域のニーズに応える
このほど開催された「マドカ・なかま食堂」は、久保町でも開催してほしいという食堂利用者の声に応えたもの。理事長からの呼びかけに同店が応え実現した。子ども無料、高校生以上は200円で参加できる。
当日は照り焼きチキンやほうれん草のおひたし、豚汁などがバイキング形式で用意され、訪れた親子連れは食事を楽しんでいた。仕事帰りに7歳の息子と訪れた栗田緑さん(42)は、「学童で教えてもらってきました。これから夕ご飯を作ろうと思っていたので、助かりました」と話した。
今後も同店では月一回のペースで開催する予定で、次回は5月26日(金)を予定している。
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