――開業時から携わり今年4月に総支配人に就任。今の想いをお聞かせ下さい。
おかげさまで、開業から今年で26年。まずはここで今一度スタッフのモチベーションを高めることが、私に与えられた一番の使命だと思っています。ただ、トップが現場を知らずにものを言ってもスタッフはついてきません。「足は常に現場に」をモットーに、毎日ホテル内を歩いてお客様やスタッフとの対話を心がけています。まだ就任して2カ月ですが、「スタッフの表情がより明るくなった」「笑顔がいいね」などのお声を頂くことが増えました。嬉しいですね。これからもスタッフ一丸となり、感謝の気持ちを持ってお客様をお迎えしたいと思っています。
――今ホテルとして力を入れていることは。
横浜港を望む立地を生かして、開業当時より「海」を1つのテーマにしています。3年前からリニューアルした客室も「船内の客室」をイメージ。現在改修工事中のロビーでは、仮囲いの壁面を使ったデジタルアートで海の世界を表現しており、ご好評頂いています。昨年からは、首都圏初となるホテル専用クルーズ船の運航を始めました。ホテルゲストの方には500円からと気軽に乗船頂けます。宿泊やレストランに付加価値を付けて、もっとホテルの魅力を伝えていきたいですね。
――ご出身は同じく海のある茅ヶ崎市ですね。
茅ヶ崎は、潮の香り漂う風の通る町。茅ヶ崎高校時代はサッカー部で、よく海まで走って行き、砂浜をダッシュしました。えぼし岩など、変化のある海の景観が好きです。結婚後は座間に住んでいますが、今でも時間があれば行きたい場所。横浜の海にも、ヨットハーバーなんかがあるといいですね。
――ホテル一筋38年。この業界に入ったきっかけは。
ホテルのアルバイトがきっかけでした。自分の接客でお客様に喜んでもらえることに楽しさを感じ、縁あって当時のザ・ホテルヨコハマに入社。都内に次々と外資系ホテルがオープンする成長期で、新天地を求めてキャリアアップするにはチャンスの多い時期でした。
――趣味は何ですか。
最近はガーデニングで、日々草の新しい花の色を咲かせること。8年ほど前に3色買ってから、12色咲かせました。毎年どんな色の花が咲くか楽しみです。
――最後に今後の展望は。
「ホテルは良き市民たれ」。一番には地元のお客様を大切に。横浜のホテルとして真っ先に選んでいただき「わが町のホテル」として誇りを持ってもらえるよう市民に寄り添うホテルであり続けたいと思います。
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