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口腔ケアＱ＆Ａ【6】 定期連載 教えて！歯医者さん 取材協力／中区歯科医師会
※このコーナーでは中区歯科医師会 地域保健部・地域医療部の先生が、歯や口の健康についての質問におこたえします。
Ｑ．歯科医院で抜歯をすることになりました。歯を抜いた後、そのままにしておくとどうなりますか？
Ａ．「一本くらいだったら、治療も大変だし、そのままでも…」と思われていませんか。全ての歯にはそれぞれ役割があり、調和を持って存在しています。食べ物をかみ砕く、歯ごたえを味わう、奥歯をかみしめて力を出す、発音、前歯の見た目など、機能的、審美的な役割を果たしているのです。
歯を抜いたままにしておくと、どうなるのでしょうか。しばらくすると、周囲の歯の傾斜や移動が起こります。それが多数の歯におよぶとかみにくくなるだけでなく、かむ効率が低下するため、胃腸の負担や唾液の分泌が減少して免疫力の低下につながります。
また、かみ合わせがくずれてアゴの関節や周囲の筋肉に負担をかけたり、ものが挟まりやすくなって虫歯や歯周病を悪化させたりします。残念なことに歯を失うと、様々な影響が体全体に及ぶことになります。
そのため、歯がなくなった後はそのまま放置せず、速やかに治療を行うことをおすすめします。ブリッジ、入れ歯、インプラントなど歯を補う方法は色々とあります。かかりつけの歯科医院で相談し、ご自身にとって最善の治療方法を選択して下さい。
中区歯科医師会の会員医院は、公式ホームページでお近くのエリア別に検索できます。ぜひご覧下さい。
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