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中区・西区版 公開:2017年10月5日 エリアトップへ

横浜で伝えたい「絹」の魅力 中区民有志ら発 イベント

文化

公開:2017年10月5日

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シルク入りスイーツを手に8ホテルの担当者。純国産繭(まゆ)の絹を分解し、必須アミノ酸(9種)と同じ成分が含まれた「シルク水溶液」を使用している※写真左上からホテルニューグランド、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、ホテルモントレ横浜、横浜ロイヤルパークホテル、新横浜プリンスホテル、横浜ベイホテル東急、ローズホテル横浜、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
シルク入りスイーツを手に8ホテルの担当者。純国産繭(まゆ)の絹を分解し、必須アミノ酸(9種)と同じ成分が含まれた「シルク水溶液」を使用している※写真左上からホテルニューグランド、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、ホテルモントレ横浜、横浜ロイヤルパークホテル、新横浜プリンスホテル、横浜ベイホテル東急、ローズホテル横浜、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ

 日本の近代化を進めた横浜の絹の歴史や魅力を伝えようと、中区民有志らが発案したイベント「横浜絹フェスティバル」(松村俊幸実行委員長)が10月4日から17日まで、横浜高島屋や市内ホテルなどで開催される=中面に関連コーナー。

 同イベントの発起人となったのは、長年高島屋で呉服に携わってきた池田喜政さんと、その仲尾台中の後輩で親交がある横浜ベイホテル東急総支配人の陣内一彦さん、元NHKの佐野明男さん、横浜繊維振興会の会長を務める松村俊幸さんといった中区在住・在勤の4人。

 富岡製糸場が世界遺産に登録された頃から絹への関心が高まったことを受けて、「横浜の絹の歴史を若い人たちにも伝えたい」という想いから、それぞれの仕事を通じたネットワークや地元仲間に声をかけて賛同者を募り、市民発案のイベントを企画したという。「横浜は絹産業で大きくなったまち。将来を担う子どもたちにも、自分の故郷の歴史をきちんと話せるようになって欲しい。横浜から絹の文化を世界に発信するイベントになれば」と池田さん。

82年連続輸出品トップ

 1859(安政6)年の開港当時、一番の輸出品は生糸で横浜がその最大の輸出港だった。明治期には貿易輸出額の50〜60%を占め、世界一の生糸輸出国になり、日本の近代化に大きく寄与。開港時から1941(昭和16)年までの82年間連続で輸出品目の1位だった。しかし、化学繊維の発達などにより生産量は年々減少。今では国産繭は全体使用量の0・1%を下回る生産量となり、流通する生糸の大半が中国・ブラジル産となっている。

 同イベントではスタンプラリーや市内8ホテルでシルク入りスイーツが販売される=写真=ほか、横浜高島屋で横浜在住の型絵染作家の岩井香楠子さんや横浜マイスターの和裁士、鈴木榮治さんの作品展(4日〜10日)、横浜スカーフ展(11日〜17日)などが開催される。11月15日(水)に大さん橋で、絹にまつわるチャリティーイベントも行われる予定だ。問合せは【電話】045・311・5111へ。

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