読書の秋を盛り上げようと「なか区ブックフェスタ」が10月1日から始まった。一度は開催が危ぶまれた本の祭典には昨年より4団体増の27団体が参加。11月30日まで中区内で同時多発的に本に関わる様々なイベントが開催される。
◇
昨年初開催の「なか区ブックフェスタ」。その前身にあたる「えほんフェスタ」が担い手不在で継続が危ぶまれたが、地域の有志によりに新しい取組みに引き継がれた。今年は、さらに盛り上げようと昨年を上回る27団体が参加。行政などから資金面で補助を受けず、参加費のみで実施する。
地域子育て拠点や博物館、書店、図書館、カフェに地区センター、コミュニティハウス、スポーツセンターなど様々な施設が会場となっている。
また今年は、映画も読書のきっかけになればと、横浜を代表するミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」「横浜シネマリン」「横浜ニューテアトル」の3館と、大画面を使った迫力満点の読み聞かせを行う「イオンシネマみなとみらい」が参加するなど、イベントの内容に広がりも。それぞれの施設の特徴を生かして、親子で絵本の世界を楽しむ企画や昭和レトロな花柄のブックカバーをつくるもの、本牧にゆかりのある文豪・山本周五郎や谷崎潤一郎に関わる企画など、内容はバラエティーに富む。
9月22日には参加団体同士でつながろうと、市役所近くの多目的スペース「よりみちベース」でキックオフイベントが行われた。
ブックフェスタ実行委員長を務める読み聞かせグループ「めぐみ座」の宇都宮日美さんは「色々な人とのつながりがあるから魅力的なイベントになった」と話す。事務局を務める中区役所の熊谷憲一郎さんは「本と人が、互いをつなぐきっかけになれば」と期待する。
|
<PR>
中区・西区・南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>