衆議院議員選挙の投開票が10月22日に行われた。神奈川1区(中区・磯子区・金沢区)と2区(西区・南区・港南区)では、いずれも自民党の前職・松本純氏と菅義偉氏が次点候補者に大差をつけて当選を決めた。
松本氏は7度目、菅氏は8度目の当選。投票率は横浜市全体で51・56%(前回比マイナス2・50ポイント)。中区は47・78%(同マイナス1・87ポイント)、西区は51・13%(同マイナス1・51ポイント)となり、荒天の影響もあり、いずれも前回を下回った。
開票早々に当確
松本氏は、第3次安倍第2次改造内閣で防災大臣・国家公安委員会委員長として初入閣を果たすなど安倍政権を支えてきた。
選挙当日は午後8時5分ごろにテレビで当確の一報。7選を決めた松本氏は「経済を成長させていくことで社会保障の財源を安定化させ日本の安全・安心を確保していきたい」と語った。
前回2014年の総選挙で市会議員から国政に転じた篠原豪氏。民進党所属だったが希望の党から排除されたかたちとなり立憲民主党から立候補。共産党支持層の票もあり比例で復活当選を果たした。当確の報を受け事務所に姿を見せた篠原氏は「すべての力がうまくかみ合って、必死の追い上げができた。今のままの安倍政権ではいけない。責任の重さに身が引き締まる思い」と述べた。
7月の市長選に続き立候補した希望の長島氏は、支持を伸ばせなかった。
地元活動、1日だけ
菅氏は12年12月の第2次安倍政権発足以降、官房長官として首相を支えてきた。公務があり選挙期間中、2区内で活動したのは19日の1日だけだった。
19日に西前小学校で行った集会で菅氏は、安倍政権発足以降に雇用や税収が増え、株価も上昇していることなど経済面での成果を強調。その上で「北朝鮮問題や少子高齢化などの課題に責任を持って対応できるのは、自民党と公明党の連立政権のみ」と安倍政権の継続を訴えていた。
立憲民主の高橋氏は出遅れが響き、希望の橋本氏は地域への浸透が進まなかった。共産党の大貫氏は前回同党候補より約3万票減らす結果となった。
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