小学校高学年生を対象とした書評ゲーム「ミニ・ビブリオバトル」が11月25日、中区山手町の大佛次郎記念館で行われた。大佛生誕120年と中区制90周年を記念した企画で中区の学校を中心に8人が参加。チャンプ本には、唯一区外から参加した金那瑠くん(小5)=磯子区=紹介の『ラストサバイバル』(大久保開著)が選ばれた。
ビブリオバトルとは、好きな本を紹介し、最後に参加者が自分以外の本で読みたい作品に投票して「チャンプ本」を決める書評ゲーム。大佛次郎記念館では、大佛が大の本好きだったことにちなみ2013年から年1回、書評ゲームを開催。小学生対象で参加人数も少数にしていることから名称に「ミニ」を付けている。
今年は同記念館と中区がそれぞれ節目を迎えたことから連携。中区からは優勝トロフィーが提供された。
今回参加したのは4年生が4人、5・6年生が各2人。制限時間3分すべてを使って本を紹介し5分の質疑応答というビブリオバトルの公式ルールにのっとる形で進められた。紹介されたのは偉人伝やエッセイ集、小説などで、海外も含めたいずれも児童向け書籍だった。
優勝トロフィーを手にした金くんは「本は全般的に好き」と話し、母の朱美さんが今大会を紹介したところ二つ返事で参加を決めたという。チャンプ本に選ばれた『ラストサバイバル』は小学生による生き残りゲームを描いたもの。「ドキドキする内容が好き。表紙の絵に惹かれて買った」と金くん。「みんなの発表がすごかったのでチャンプ本に選ばれビックリ。来年も参加したい」と話していた。
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