中区・西区版 掲載号:2017年12月7日号
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一般社団法人 横浜市民間病院協会の会長として、民間病院の連携に取り組む 梅田 嘉明(よしはる)さん 中区在住(横浜東邦病院・院長) 78歳

患者に寄り添う医療を

 ○…横浜市内にある民間病院同士の経営情報の共有や連携強化を目指し、約10年前、横浜市民間病院協会の前身組織を設立した。今年4月には任意団体から一般社団法人化。現在28病院が会員として加入する。月1回の定例会には、各病院から院長だけではなく、看護師や事務などの職員が50人近く参加し、医療に関する様々なテーマで勉強会や意見交換を重ねている。

 ○…組織化のきっかけは、日本で初めて設立された(一社)兵庫県民間病院協会の会員との出会い。そこで公的病院も加入する各自治体の病院協会と、民間病院のみで構成する同団体との違いを聞いた。民間病院は公的資金に頼らず、自力で病院経営を行う力が必要となる。「患者に寄り添った正しい医療を提供するために、民間同士が連携しなければ。民間にしか分かり合えない苦労や喜びも共有したい」。横浜市内での設立を決意し、同じ志を持つ仲間に呼びかけた。

 ○…整形外科医。39歳で大学病院を辞め、港南区に横浜東邦病院を開院した。医師を志すきっかけを与えてくれたのは14歳上の兄。幼少期は外で遊び回る元気な少年だったが、扁桃腺が腫れ、高熱で寝込むことも多かった。そんな時、兄がいつも枕元で苦しむ自分を励ましてくれた。「その言葉が自分にとっては救いだった。健康な体に健全な精神は宿る。病気を治すのではなく、人を治すのが医療」。一貫した信念で医療界にメスを入れる。

 ○…自由にディスカッションを行う横浜市民間病院協会の定例会では、様々な立場の職員から現場の”生の声”が聞こえてくる。「縦社会の医療現場で、職員が自信を持って院長と話をできるようになったことが大きな成果。院長自身もそれを受け止められるようになった」と笑顔を見せる。課題は会員増強だ。「医療界は旧態依然とした関係が多い。時間はかかっても、真剣に語り合える仲間を増やしていきたい」

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