県政報告 より良い予算・施策へ提言 自民党県議会議員 原そうすけ
自由民主党神奈川県議会議員団は、平成30年度の県予算・施策に関する提言を取りまとめ、昨年末に黒岩祐治県知事に要望しました。私は県議団政務調査会の副会長の1人として、この提言の編集に携わりました。
政策の「見える化」を
健康寿命の延伸と新たな産業の創出を目指す「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」は、誰もが健康で長生きできる社会を目指すための先進的な取組です。しかし、いまだ県民の理解は進まない状況でヘルスケア・ニューフロンティアの「見える化」が急務と考えます。そこで、川崎市殿町での先端医療の研究や世界保健機関(WHO)との連携による国際化などを通じて政策の実効性を高め県民にヘルスケア・ニューフロンティアのメリットを実感してもらうことが重要です。
ラW杯・五輪へ機運醸成
2019年に横浜国際総合競技場などで試合が行われるラグビーW杯はアジア初開催。県は横浜市との共同開催都市として全県で機運醸成に向けた取組を加速しているところですが、関係団体などと連携を深め、さらにラグビー熱が高まる取組が必要。東京五輪・パラ大会においてもセーリング競技やサッカー、野球、ソフトボール競技が県内で行われます。そのため、大会の機運醸成策としては、セーリングの魅力を味わうことのできるイベント等を継続して実施するとともに事前キャンプの誘致が効果的と提言しました。
「ともに生きる社会」へ
津久井やまゆり園での痛ましい事件から1年が経過しました。この間に策定された「ともに生きる社会かながわ憲章」の実現に向け、県民総ぐるみで具体的な取組を一層進めていくことが重要です。施設における居室数確保等が明記された再生基本構想に従い、県が責任を持ってその構想を実現することを要望しました。
インバウンドで観光促進
産業労働常任委員会の委員長として奔走した県内経済の活性化についても複数の要望を盛り込みました。そのなかでも観光促進による地域経済の活性化は大きなポイントです。
ラグビーW杯、東京五輪・パラ大会を追い風に、インバウンドを中心とした観光客の一層の増加を図る大きなチャンスです。海外プロモーションやSNSなど様々な手段による情報提供体制の充実強化が不可欠で、多言語の案内表示など受け入れ態勢の整備も必要です。そこで内外観光客誘致を促進して「観光立県かながわ」を目指すことを要望しました。
今年も皆様の声に耳を傾けしっかりとこれらの提言を形にしたいと考えています。
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