神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2018年2月15日 エリアトップへ

浅間台小学校で育つ夏みかんを使い、児童とのマーマレード作りを20年続ける 小松崎 啓子さん 西区浅間町在住 67歳

公開:2018年2月15日

  • LINE
  • hatena

浅間台小の熱烈応援団

 ○…浅間台小学校の通用口に植えられている夏みかん。冬の時期にはまだ酸味が残るそれを校長先生からもらい、マーマレードにして学校にお返ししたのは20年前。校長のほか、同校の活動を支援する「大地の会」、そして当時の地区社協会長の3人からそれぞれ「子どもたちに教えてください」と頼まれ始めたのが、6年生へのマーマレード作り教室だった。今では学年こそ5年生に変わったものの、今年も約100個の夏みかんを用意。そのうち半分近くは学校で収穫した実を使用し、来週21日に実施する。

 ○…教室ではまず、熟す前の夏みかんを児童に食べてもらう。そこから子どもたちで皮を切って火にかけ、砂糖と果肉を入れて煮詰める。「いつもその場でビスケットに付けて試食するんです。苦かった夏みかんが爽やかな味に変わり『すごくおいしい』と言ってもらえます」。作ったマーマレードはそれぞれ自宅用にプレゼント。「自分が作った」という嬉しさからか、一人で全部食べてしまう児童も多いという。児童以外には登下校の見守り隊など、学校に関わる地域の人たちにもおすそ分けされる。

 ○…生まれも育ちも浅間町。結婚を機に川崎へ引っ越したが、両親が鎌倉に移ったこともあり、子どもができたことを機に夫と共に浅間町の実家に戻ってきた。浅間台小は7期卒業生。「昔は第4校舎まであって、校庭からは富士山がよく見えましたね」と振り返る。我が子も母校に通うようになり、自身はPTA役員に。学校活動への支援の縁はそこから。創立50周年時には校内の作った田んぼの”開墾”を手伝い、年始恒例の餅つき大会では現場の責任者役を務める。歴代の校長からは「学校の応援団」と慕われる。

 ○…自家製マーマレードの他にも、お菓子作りが趣味。中でも得意なのはスライスアーモンドをまぶしたクッキー。地区社協の活動にも取り組む、下町の母だ。

中区・西区・南区版の人物風土記最新6

古賀 敬之さん

修復を終え4月から再開した横浜市開港記念会館の館長に就任した

古賀 敬之さん

中区在勤 65歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

立川 うぃんさん(本名:久保 尚太)

関内ホールで行われる寄席に出演する落語家

立川 うぃんさん(本名:久保 尚太)

横浜市出身 36歳

3月28日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市内在住 60歳

3月21日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook