神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2018年3月15日 エリアトップへ

今年で開館40年を迎える「大佛次郎記念館」館長を務める 福山 葉子さん 中区山手町在勤

公開:2018年3月15日

  • LINE
  • hatena

来館者の笑顔が背中押す

 ○…横浜を代表する作家の一人、大佛次郎。昨年は生誕120周年、そして今年は大佛の業績と生涯を紹介する記念館が開館40年の節目を迎える。「大佛次郎は才能あふれるスーパーマンだと思っています」と、その存在を一人でも多くの人に知ってもらおうと、このほど記念展示や入館無料デーなどを企画した。

 ○…大佛は1897(明治30)年に、横浜市英町(現中区)でうまれた。『霧笛』や『帰郷』など横浜を舞台にした作品が多く、横浜をこよなく愛した文豪の一人だ。その足跡にふさわしく記念館は港の見える丘公園に建てられた。出世作である時代小説『鞍馬天狗』をはじめノンフィクション『パリ燃ゆ』、現代小説に随筆、戯曲など、手がけたジャンルは多岐に渡る。「40年の間、様々な展示をしてこられたのも大佛の引き出しの多さがあってこそ」

 ○…大佛が居を構えた鎌倉の出身。3歳で横浜へ。早稲田大学政経学部を卒業し大手生命保険会社に就職した。経済レポートの執筆や運用担当など数字と向き合う毎日であったが、とてもやりがいがあったと振り返る。出産を機に職場を離れていた折、市芸術文化振興財団の求人が目にとまった。悩みに悩んだというが転職を決意。これまで、みなとみらいホールや市の芸術イベントなどに関わってきた。同記念館には2年前に着任。館長として「働くみんながやりがいを持てる環境づくりを大切にしています」と笑顔で語った。

 ○…大学生のころから海外旅行に夢中。「バックパッカーでした。社会人になっても長期休暇に中国の敦煌に足を運んだり」と行動力は人一倍。結婚後も子どもを連れて出かけていたが、大学生にもなると「さすがにね」と苦笑した。「来館者がにこにこして帰る姿を見るのが本当にうれしい」とこれがいまの仕事の醍醐味。「4月、5月は庭園の花も見ごろです。ぜひともご来館ください」と手を合わせて声を弾ませた。

中区・西区・南区版の人物風土記最新6

古賀 敬之さん

修復を終え4月から再開した横浜市開港記念会館の館長に就任した

古賀 敬之さん

中区在勤 65歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

立川 うぃんさん(本名:久保 尚太)

関内ホールで行われる寄席に出演する落語家

立川 うぃんさん(本名:久保 尚太)

横浜市出身 36歳

3月28日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市内在住 60歳

3月21日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook