西区社会福祉協議会の樋口宗典事務局次長が8月8日から13日まで、西日本豪雨で大きな被害のあった広島県南部の三原市に災害ボランティアコーディネーターとして派遣された。現地の様子について、樋口さんに話を聞いた。
※
樋口さんが派遣されたのは、隣接する尾道市に設置された、三原市東部の支援を行う災害ボランティアセンター福知。ここでコーディネーターとして、全国から訪れたボランティアの活動割り振りなどの業務を担った。
広島県のまとめによると、三原市では今回の豪雨による土砂災害などで8人が死亡。700軒近くが床下浸水し、全半壊・一部損壊合わせて約950もの家屋が被害を受けた。
センターがあるのは被災地の中心。豪雨から1カ月経った訪問時も、現地では土砂の撤去や家財の移動、消毒が行われた。熊本地震の際にも被災地で活動している樋口さん。「家屋が今後住み続けられるのかの判断が、地震と比べると難しい。浸水による衛生面の問題などで住むのが困難な場合でも、構造が無事な場合は全壊とは見なされず、今後がまだ決まらない人も多い」と話す。
三原市の被害状況はハザードマップの予測通りのものだった。樋口さんは「横浜でも自分たちが住む場所がどういう状況なのか知ることで、万が一の備えに対しても対策が変わってくる」と備えの重要性を指摘した。
中区・西区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
80周年記念事業で地域のつながりを3月28日 |
|
<PR>