マップを手にする石田会長（左）と石田隆さん
「住みよい、より良い環境のヨコハマ」づくりを目指して活動を続ける「ＮＰＯ法人 ともに浜をつくる会」（石田猛会長）がこのほど、横浜の海岸線と周辺の観光地や名所などを記したマップを製作した。
88歳の石田会長は、「明治期には１４０Kmあった横浜の浜は、現在１・４Kmしか残っておらず、その過去の姿は多くの人は知らない」と話す。そういった浜辺の現状を若い世代にも広く知ってもらいたいという思いから、10年ほど前からマップの構想を練り、会員らに協力を仰ぎながら製作を進めていった。
マップには、海岸線周辺の観光スポットのほか、近海に生息する生物も一堂に並ぶ。さらには、山下埠頭周辺で同会が市民提案として掲げる、横浜の砂浜と海洋生物を再生する「ビーチパークプロジェクト」の全体像も紹介している。
今後同会では、マップを利用した海岸線の散策イベントなども企画していきたいとしており、石田会長は「港ヨコハマを楽しく歩きながら、更に活性化するための一助として利用して頂き、私どもの自然・環境・社会づくりにご理解頂ければ嬉しい」と語った。
現在マップは３千部発刊されており、一般向けにも寄付（５００円以上）を募った形で配布していく。マップの入手方法など詳細は同会【電話】０４５・７４３・１１７２へ。
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