2020年度に開業予定のJR桜木町駅新改札に隣接する地上12階の複合ビルの工事が10月上旬に着工された。これに先立ちJR東日本は建物の概要を発表。1〜2階がCIAL桜木町別館(仮称)、3〜12階がJR東日本ホテルメッツ桜木町(仮称)として運営される。
複合ビルは関内寄りの野毛方面に設置される新改札と隣接するもの。地上12階の鉄骨造で、延床面積は約9950平方メートル。
1〜2階に入る予定のCIAL別館は店舗のほかに、近隣からのニーズをくみ住民や通勤者に向けた保育所を設置する。
ホテル部分は客室274室。そのうち4分の3以上となる209室はシングルタイプ。ビジネス利用のほか、地域の観光拠点としての滞在を想定している。
新改札設置についてはすでに5月から工事を開始。複合ビルに関しても10月4日に起工式が行われ、工事がスタートしている。いずれも2020年度の開業を予定しているが、複合ビルに関してJR東日本の担当者は「東京五輪・パラリンピックの開催前の開業を目指していきたい」としている。
新市庁舎からも好アクセス
2019年に北仲地区に移転する新市庁舎からも近い立地で、新改札近くには市庁舎につながる歩道橋の設置工事も現在進められている。担当者は「新改札を含めて、新しいビルが新市庁舎との人の流れを作ることができれば」と展望を語った。
道路を挟んで隣接する、ぴおシティの商店会長の平出揚治さんは「新市庁舎と複合ビル、ぴおシティと野毛のしっかりした動線ができるのは喜ばしいこと。宿泊施設がメインとのことなので、鉄道創業の地でもある桜木町や野毛の観光などで地域一帯の回遊性が高まれば」と期待を寄せた。
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