紙芝居を使い「ルール」の解釈について考える「親子法律教室」が11月11日、武蔵小杉駅前の会場で開催された。小学生と保護者18組が参加、子どもと大人が別の班にわかれて意見を交わした。
村の村長が突然決めた「この橋、馬は渡るべからず」というルールをめぐって、その是非や決めた理由などから、その後も守るべきかどうかを考えるというもの。主催は神奈川県司法書士会。
物語では村長はルールを決めた後すぐに他界し、本人に経緯を確認できない。その状況でなぜ馬だけが橋を渡ってはいけないのか。牛、子馬、人間は渡ってよいのかなど、議論は白熱。さらに村長が遺した手紙から自身の妻が営む茶屋を儲けさせるためのルールだったことが判明すると、大人たちを中心にルールを否定する意見が噴出した。一方で、理由はともかくもルール自体は運用次第で村のためになるという意見もあった。
参加した6年生の鬼丸凌空君は「答えがある算数とかと違って、色々な人と話して考えて答えを出していくのが楽しい」と話していた。県司法書士会の担当者は「条件をいかに解釈するか、法律の運用などにも通じるものがあります」と開催の意義を説明していた。
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