子どもたちに本と触れ合う機会を持ってもらおうと、西区ではあす23日から「ブックスタンプラリーin西区!」を開催する。地区センターやコミュニティハウスなど区内16施設が連携する初めての試み。
スタンプラリーは主に幼児、小学生とその保護者に向けて行うもの。区内の16施設のうち4カ所を回ってスタンプを集めると、『はらぺこあおむし』の塗り絵絵本や図書館員が選ぶ子ども向け絵本などがもらえる抽選に参加できる。期間は12月24日(月)まで。
対象となる施設は中央図書館や県立図書館のほか、西、藤棚の両地区センター、区内6つのコミュニティハウスのうち4つ(浅間、西前小、稲荷台小、軽井沢)、各地域ケアプラザ(貸し出しはなし)など。
このうち中央図書館、地区センター(西・藤棚)、にしとも広場ではスタンプを2個集めると西区マスコットキャラクターのにしまろちゃんグッズが先着でもらえる。
地域の身近な貸出施設に目を
西区役所ではこれまで読み聞かせボランティアの養成講座や読書推進をテーマにした講演会を毎年開いてきたが、今回のような区内全体を対象とする取組みは初めて。
現在市内には区ごとに地域図書館が置かれているが、西区は中央図書館がその役割を担う。
区地域振興課の担当者は「中央図書館は地域の図書館としては規模が大きすぎてしまう。路線バスなど区内からの交通の便もあまり良いとは言えない」と指摘する。
こうした中で今回は本が読める身近な公共施設を対象にスタンプラリーを企画。「小学生までのうちに本に触れ合ってほしい」と、区内の小学校、幼稚園、保育園に用紙を配布した。
参加施設の一つ、藤棚地区センターでは昨年約1万3千冊の貸し出し実績があった。図書担当のスタッフが本の帯を活用したPOP(ポップ)を作成しているほか、利用者からのリクエスト表を貼りだしている。児童書の『おしりたんてい』シリーズなど子どもからのリクエストも多く、絵本については月2冊のペースで追加している。
同センターの吉田左知子館長は「小さい頃に本との出会いがあれば、年数が経っても読書に戻って来てくれる。スタンプラリーが本との出会いの良いきっかけになれば」と期待を寄せた。スタンプラリーに関する問合せは西区地域振興課【電話】045・320・8393へ。
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