市政報告 横浜「観光・MICE」の推進を 自民党市会議員 松本 研
観光客数、消費額着実に伸びる
開港を契機に発展してきた横浜は、文明開化の歴史や異国情緒が漂う街並み、みなとみらいや中華街、元町など観光客に人気の観光スポットを多くの観光客が訪れています。また、2010年に開催されたAPEC横浜会議、来年で3回目の開催となるアフリカ開発会議、昨年開催された第50回アジア開発銀行年次総会などの大規模国際会議や学会・展示会の開催を誘致するために、観光・MICEの充実に向けて取り組んできました。
その結果、昨年の市内の観光集客人員は3631万人、観光消費額は3557億円となり、いずれも着実に伸ばしてきました。また、宿泊ホテルの増加や観光資源の魅力向上などにより、宿泊の観光客数は前年比33万人の増、観光消費額も460億円の増となりました。
公民の連携、重要に
19年に開催される第7回アフリカ開発会議、ラグビーワールドカップ、20年に開催される東京オリンピック・パラリンピックなど大規模イベント、大型クルーズ客船の寄港や羽田空港の発着便の増加を契機に、公民一体での誘客プロモーションや観光客のニーズや利便性を考慮した受け入れ環境の充実に取り組むことが重要です。
横浜の代表的なMICE施設の「パシフィコ横浜」は年間85%という高い稼働率を維持していますが、多岐にわたる開催需要に応えられないケースも生じています。そこでパシフィコ横浜と一体的な利用が可能な多目的ホール、ホテル、会議室などが含まれる新たなMICE施設の整備が20年竣工予定で進められています。また都心臨海部では、増加する来訪者ニーズに応えるため、新たなホテルや大規模集客施設の開業が予定されており、誘客促進や受け入れ環境の充実に取り組む必要があります。
そこで、横浜のブランド力向上や集客・賑わいづくりにつながる戦略的・効果的なシティプロモーションの国内外に向けた展開やパーソナルモビリティツアーなど誘客に向けた新たな魅力づくり、魅力にあふれた観光資源の発信、観光施設を活用した公民連携による旅行プランの開発、各観光施設での多言語化対応、公共空間におけるWi―Fiの整備、案内サインの充実などに取り組み、横浜ならではの魅力の充実を図り、活気あふれる観光・MICE都市「横浜」を目指します。
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