中区内で「子ども食堂」に取り組む5団体が参加する協議体が12月14日に発足した。山下町の中区社会福祉協議会で設立総会が開かれ、事務局を担う中区社協と中区福祉保健課の職員をはじめ各団体のメンバーらが参加、意見交換を行った。
子どものつながりづくりや孤食予防を目的に全国的に広がりをみせる「子ども食堂」。中区内でも2016年ごろから始まっていたが、活動団体同士のつながりがないのが現状だった。そこで、それぞれの活動状況の把握や区社協に寄付された物品の有効活用、さらにスタッフのスキルアップなどを目的として今回の「子ども食堂ネットワーク」の設立となった。
メンバーは子ども食堂に取り組む5団体をはじめ、民生委員児童委員協議会、子育て支援拠点、小中学校、東部学校教育事務所など15団体。地域福祉から教育現場まで子どもを取り巻く様々な立場の人が参加する。
「変わることを前提に」
設立総会では互いを知ることからスタート。またこの取り組みを必要とする子どもへの周知方法など、各団体が抱える課題も共有していた。代表に就任した「みなとこども食堂」の梁田理惠子さん(64)は「皆様の活動を取り入れ、変わっていくことを前提に、このネットワークが有効なものになれば」と話していた。
子ども食堂について中区福祉保健課では「コミュニティのつながりづくりの場になればと思う。子どもだけでなく、多世代の交流の場として相乗効果にも期待したい」と語っていた。
西区では同様の協議体が17年3月に設立、現在7団体が参加する。西区社協では周知を目的に活動場所が分かる「子どもの居場所マップ」も作成している。
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