おでかけ３の車両と添乗する住民ボランティア。聖隷横浜病院では送迎用のロータリーに停車する
西区第３地区で昨年10月から試験運行中の移動支援バス「おでかけ３」。藤棚商店街と高台の住宅地を結び巡回しているが、２月から聖隷横浜病院＝保土ケ谷区＝が新たな停留所に追加された。
おでかけ３は毎週水曜と金曜のほか、祝日に運行。午前午後で２回ずつ、県営藤棚アパートから藤棚商店街を経由し、久保山周辺の住宅地を通って商店街に戻ってくるルート。乗車は８つの停留所からできるが、降車はルート内なら自由な場所でできる。
地域の福祉施設と住民が協働で実行委員会を組織し、運転手や添乗員を務める。現在は試験運行中で、今年４月以降の正式運行を目指している。
聖隷横浜病院への停車は、利用者からの要望を受けてのもの。同病院によれば地域住民が主体となった巡回バスが停車するのはこれが初めてだという。
初停車となった２月１日の始発便では乗降者はいなかったものの、毎月利用しているという高齢の女性は「４月から聖隷病院に通院する予定だったので良かったです」と話した。今後は院内にも、おでかけ３の運行時刻表が掲示される予定。
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