横浜市議会議員選挙の投開票が4月7日に行われた。西区では立憲民主の元職・荻原隆宏氏が自民の現職2人を破りトップ当選した。定数3議席を現職と新人2人の計5人が争った中区では、国政与党の自民と公明の現職3人が議席を確保した。投票率は西区が37・71%(同プラス0・95ポイント)、中区が38・01%(前回比マイナス2・37ポイント)で市内1・2番目の低さだった。同日投開票の神奈川県議会議員選挙は、両区とも現職以外の立候補者がおらず無投票だった。
西区・現職の上野氏が落選
元職で立憲民主の荻原隆宏氏は、自民支持層が厚い西区で自民現職を破りトップ当選。一報が入ると事務所ではどよめきと大きな拍手が起きた。
荻原氏は「自民党一辺倒ではダメだという声が圧倒的だったと実感している」と話し、政策として訴えた福祉の拡充、中学校給食実現、カジノ誘致反対に取り組んでいく意思を示した。
残りの1議席を自民同士で争う形となり、7期連続のトップ当選をめざした清水富雄氏が2番手で当選。「自民党かそうでないかを問う選挙」と訴えた上野盛郎氏は現職の強みを生かせず約1060票差で及ばなかった。
中区・松本氏連続でトップ
前回、1万800票余を得てトップ当選を果たした市会議長で自民の松本研氏は、今回も1万票超えとなり、トップ当選で7期目を決めた。
松本氏は「関内・関外地区並びに近隣の商店街の活性化とラグビーワールドカップ、東京五輪やパラリンピックなどを契機に観光を軸としたまちづくりに力を入れたい」と意気込みを語った。
公明の福島直子氏は、前回を上回る1万票超えで2番目。自民の伊波俊之助氏は、昨年死去した父・洋之助氏の地盤だけでなく新たな支援者も得て、福島氏に約20票まで迫り2期目を決めた。
前回も立候補した新人2人はともに落選。社民の森英夫氏が前回から2700票近く伸ばし4番手に。共産・椎谷猛氏は5番手となった。
県議選、現職無投票で当選へ
西区・中区ともに現職以外の立候補者がおらず無投票となった県議会議員選挙。西区は自民の加藤元弥氏が、中区は自民の原聡祐氏と立憲民主の作山友祐氏が当選となった。西区は2回連続の無投票となった。
中区・西区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>