中区・西区版 掲載号:2019年4月18日号
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横浜美術館30周年 全館使用の初企画展 記念イヤーのスタート飾る

文化

逢坂館長(中央)とゲストアーティストら
逢坂館長(中央)とゲストアーティストら

 横浜美術館(逢坂恵理子館長)が11月3日に30周年を迎える。それに先立ち4月12日は、高円宮妃久子さまが臨席され、記念式典と企画展「Meet the Collection―アートと人と、美術館」の特別内覧会が開かれた。同企画展は全館を使った初の取り組みだ。

MM初の恒久施設

 横浜美術館は、1989年に横浜博覧会の施設として開設後、同年11月3日にみなとみらい21地区の最初の恒久施設として誕生した。逢坂館長は「開館当初のみなとみらい21地区は、高い建物が周りになく動く歩道もなかった。雨の日には長靴も必要だった」と話し「この30年間でめざましく発展し、世界的にも注目される都市になる中で横浜美術館は横浜の文化拠点としてみなとみらいの街ともに進化し歩んできた」と振り返る。

 同館は7つの展示室のほか、11万冊以上の蔵書が揃う美術情報センター、幅広い世代を対象にワークショップなどを行うアトリエなどの設備を持つ。

開かれた美術館に

 開館当時から「みる」「つくる」「まなぶ」を基本方針に掲げ、「開かれた美術館」を目指している。約1万2千点の所蔵品からテーマごとに展示するコレクション展やひとりの作家を掘り下げる個展、芸術運動や特定のテーマを設けた展覧会などを実施。2011年以降は「ヨコハマトリエンナーレ」の主会場としての参加や12年には、所蔵品を題材に学校教員との授業案の作成、ボランティアやインターンシップの受け入れなどを実施する教育プロジェクトを行うなど主体的に美術作品に関わる場を創出している。

所蔵品×アーティスト

 今年度は「美術でつなぐ人とみらい」をテーマに開館30周年を記念した企画展やシンポジウムなどを開催。6月23日まで開く企画展「Meet the Collection―アートと人と、美術館」は、「LIFE:生命のいとなみ」「WORLD:世界のかたち」の2部構成となり、絵画、彫刻、版画、写真、映像、工芸など400点以上の作品が並ぶ。開館以来、初めて全館を使った企画展だ。

 同企画展は束芋さん、淺井裕介さん、今津景さん、菅木志雄さんの4人のアーティストをゲストに招き、アーティストらの作品と所蔵品を一つの空間に展示。同館の学芸員とアーティストで作品の配置などを考えた芸術空間となっている。逢坂館長は「学芸員だけでは創出できない一味違う企画展。一人ひとりに楽しんでほしい」と話す。

 式典では、高円宮妃久子さまが臨席したほか、林文子横浜市長や横浜市芸術文化振興財団の近藤誠一理事長らが出席。林市長は「長い間待ち望んで開館した横浜美術館が多くの方に支えられて30周年を迎えることができ、嬉しく思います」と祝辞を述べた。
 

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