神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2019年4月25日 エリアトップへ

横浜市 未就園児の安全確認 推進 家庭訪問で虐待防止へ

社会

公開:2019年4月25日

  • LINE
  • hatena
市の児童虐待相談対応件数
市の児童虐待相談対応件数

 横浜市は今年度、児童虐待防止の観点から保育所や幼稚園などに所属していない未就園児らの状況を把握するため、家庭訪問を行う。これまで以上に児童の安全確認・確保に努めていく方針だ。

 全国的に児童虐待の被害が発生していることから、厚生労働省は昨年7月、虐待防止対策の強化として各自治体へ児童の安全確認を目的とした緊急把握を指示。

 横浜市はこれを受け、市内に住民票があるが、これまで状況を把握できていなかった「保育所や幼稚園等に所属していない」、「地域子育て支援拠点等の福祉サービスを利用していない」などの4から6歳児を対象に調査を行った。

 全国の対象総数が1万5270人に上った中、市こども青少年局によると市内の対象者は936人。その中には市が情報を持っていなかったインターナショナルスクールなどへ通う例もあり、それらの施設へも調査した。それでも状況が把握できない児童には家庭訪問を実施し、今年3月中旬までに全ての児童の安全が確認されたという。

 この調査を機に市は今年度、未就園児らの状況把握について予算化。各区のこども家庭支援課などの職員と、予算を活用して新たに雇う看護職のアルバイトが昨年度と同様の調査を行い、最終的には家庭訪問を通じた目視などによって安全確認に取り組む。

 同局担当者は「家庭の方針で保育所や幼稚園に所属しない児童もいる中、新たに支援が必要な児童がいることも把握できた」と話す。

児童福祉司21人増員

 市内の児童虐待相談への対応件数は増加傾向。2017年度は6796件で、同基準で統計を取り始めた11年度から倍増している(疑いも含む)。

 市は今年度、さらなる対策強化として相談に対応する児童福祉司を21人増員。これにより市内の人員は最新の基準を満たす130人となり、事後の対応だけでなく、被害の未然防止にも注力していく。

 児童虐待の防止や予防に取り組む全国で最初の民間団体「認定NPO法人児童虐待防止協会」(大阪府)の津崎哲郎理事長は「定期的な状況把握は大切。一方で保護者の反発を生まないような配慮も必要となる」と話した。

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

市歴史博物館にマルチシアターが登場

市歴史博物館にマルチシアターが登場

4月29日、改装した歴史劇場の再オープンで

4月24日

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月24日

「プリンスアイスワールド」が市内カフェとコラボ

「プリンスアイスワールド」が市内カフェとコラボ

5月12日までスケーター推薦のグルメを味わえる

4月24日

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

4月30日〜5月6日、「SEASIDE CINEMA 2024」

4月24日

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

寄付5万円、仕事体験ツアー

4月23日

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

5月29、30日 パシフィコ横浜とオンラインで

4月23日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook