横浜港運協会は、山下ふ頭の再開発に取り組む新団体「一般社団法人横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)」を5月7日に設立した。15日には中区内で会見を開き、設立の目的などを説明した。
YHRは港運協会に加盟する事業者244社からなり、トップには港運協会会長の藤木幸夫氏が就任。市が2015年に山下ふ頭開発の基本計画で掲げた「ハーバーリゾートの形成」を基本軸に、「横浜港の健やかな観光分野の開発」を目指すとしている。
カジノ反対、鮮明に
具体的には国際展示場やコンサートホール、ホテルなどのMICE施設を構想。以前から取りざたされている山下ふ頭へのカジノのありきの統合型リゾート(IR)誘致については、反対の姿勢を明確にした。
YHR事務局は、国際展示場やホテルなどの運用で事業性が確保できるとし、カジノに頼る経営を疑問視する。今後、行政と情報交換しながら独自のマスタープラン案を作成する方針だ。
藤木会長は記者会見で「元々カジノに反対ではなかった」と説明。その後、専門家を招いた勉強会などをはじめ情報収集する中で、カジノの負の面を知り「(ギャンブル依存症で)家庭が崩壊し、市民生活がダメになる」と反対する理由を語った。
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