市政報告 一般会計決算の概要を監査 自民党市会議員 松本 研
2018年度一般会計決算の概要がこのほど、取りまとめられました。監査委員会において決算内容が審査され、その後、第3回市会定例会に議案として提出されます。
歳入額は前年比2・5%増の1兆7293億7900万円、歳出額は前年比2・8%増の1兆7162億1600万円で、実質収支は19億8100万円となりました。この内2分の1は財政調整基金に繰り入れ、残りの半分は繰越金として19年度の財源として活用されます。
市税収入3年連続増
歳入の内訳をみると、歳入合計の47・6%を占める市税収入は、個人市民税や法人市民税、固定資産税の増収などにより、前年比13・3%増の8237億2000万円となり、3年連続の増収となりました。
市債の発行額は2020年の完成を目指している新市庁舎や横浜環状北西線の整備などに活用するために前年比15・5%増の1720億1900万円となりました。市債については、一般会計が対応する借入金残高は3兆1570億となりましたが、横浜方式のプライマリーバランスを堅持するために、21年度末の時点で17年度末の残高3兆1549億円の水準以下にすることを目標にしています。
歳出の内訳をみると、中期4か年計画の着実な推進に向けて、▽市内経済の活性化、文化芸術創造都市の実現、大規模イベント開催を契機とした観光・MICEの振興など「力強い経済と文化芸術創造都市の実現」▽ガーデンシティ横浜の推進やSDGs未来都市の推進など「花と緑にあふれる環境先進都市の実現」▽健康づくりの推進、地域包括ケアシステムの構築、特別養護老人ホームの整備など「超高齢社会への挑戦」▽新市庁舎整備事業、鉄道駅及び周辺の拠点整備、都心臨海部の回遊性向上の推進など「人や企業が躍動するまちづくり」▽小児医療費の助成や保育所整備など子育て支援の充実、教育環境の充実など「未来を創る多様な人づくり」▽災害に強いまちづくり、交通ネットワークの充実、横浜港の国際競争力の強化など「未来を創る強靭な都市づくり」などに取り組んできました。
限りある財源を有効に
今年度、私は監査委員として監査委員会において、各局の決算概要についての質疑応答や視察調査を行いました。超高齢社会、人口減少社会の到来を目前に控え、限られた財源を有効に活用して、市民の安全・安心を守るとともに、魅力と活力に溢れた横浜を創るための投資が必要だと再認識しました。
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