西区中央の空手道場「極真会館横浜北支部 戸部道場」に所属する門下生4人が、このほど行われた「第11回神奈川県空手道選手権大会」でそれぞれ優勝を果たした。道場によれば「1つの大会で単一道場から4人優勝者が出るのはまれなこと」という。
極真空手は大山倍達が開いた空手の流派で、「直接打撃制(フルコンタクト)」を特徴とする。
9月23日に中区で行われた同大会は未成年は学年ごと、成人は年代ごとに体重別2階級のトーナメント方式。クラスによって1分半〜2分の試合の中で相手をダウンさせるなどすれば一本勝ち。時間内に決着がつかない時は判定で勝敗を決める。
戸部道場からは同大会に20人が出場。小学3年生女子の部で岡村澪奈さん、小学5年生男子の部(+35kg)で森大拳さん、中学1年男子の部(+50kg)で岩崎奏汰さん、壮年40〜44歳の部(マイナス75kg)で岡村真也さんがそれぞれ優勝した。
父娘で優勝
岡村真也さんと澪奈さんは親子で優勝。澪奈さんが4年前から始めた空手に付き添ううちに、父の真也さんも2年ほど前から空手を始めた。
段位こそ10級の真也さんだが、今大会では初戦で有段者相手に勝利。44歳にして初めて栄冠を手にした。真也さんは「娘と一緒に優勝できてよかった。40歳を過ぎると緊張感がある場面になかなか出くわさないので、良い経験ができました」と笑顔を見せた。
西中1年の岩崎さんは、学校ではバスケ部に所属。空手の練習時間を取れない中で、試合終盤に得意技を浴びせる戦法で優勝を果たした。
栄区から週5日で通う森さんは他県の大会での優勝経験もある中、神奈川大会は初優勝。「全日本の大会で優勝したい」と今後の抱負を語った。
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