市立中学校提供の配達弁当「ハマ弁」に、中区の仲尾台中学校(平本正則校長)生徒会メンバー9人が考案した献立が11月から3カ月間、月1回登場している。
同校は今年度、市教委からハマ弁の推進校に指定されており、週1回以上のハマ弁利用を推奨。1年生の利用率は8割を超えている。
今回のオリジナル献立は推進校としての取り組みの一環。生徒会では6月に校内でアンケートを実施。利用率や人気メニューなどをまとめた。
その上で製造業者と生徒会が意見交換を行い、味付けの改善や栄養バランスに配慮した献立3つを考えた。
「仲尾台メニュー」初日だった今月8日のメニューは汁なし担々麺、春雨サラダ、揚げ餃子、レーズンパン、玉子と小松菜のスープ、杏仁豆腐。人気の高い麺類はしっかりとした味付け、春雨サラダは野菜たっぷりの具だくさんにするなどした。衛生管理上弁当は製造段階で一度19度まで冷やされるが、麺が固まらないなどの工夫が凝らされた。市内全校で同じ献立が提供され、同校では教職員分を含め201食の注文があった。
当日は近隣の町内会長らを招き、考案した生徒会役員と一緒に試食。会長たちからも好評の声をもらった。生徒会役員からは「入学時からの変化に驚きつつ、もっと良くなるよう頑張りたい」「アンケートや意見交換の成果が反映されており、携われて良かった」などの声が上がった。
平本校長は「自分たちの昼食について考えることは食育にもなる。課題解決力を磨く大事な題材になった」と話した。今後も12月にはハヤシライス、1月はカツ丼をメインにした生徒会考案の献立が登場する。
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