四季折々の豊かな自然が楽しめる日本庭園「三溪園」=中区本牧三之谷=の新たな土産が開発され、12月5日から販売がスタートした。市のインバウンドへの取り組みの一つとして、横浜の「和」の魅力を発信することが狙い。
地元企業が開発
新発売された土産品は、横浜市文化観光局と公益財団法人三溪園保勝会がタッグを組み、横浜の土産ブランド「ヨコハマ・グッズ横濱001」の会員企業10社が、食品や雑貨などを開発した。
中区の企業である三陽物産では本牧の辺りを描いたとされる飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」をモチーフにしたクッキーを、元町の「香炉庵」で
は人気商品の「薄皮どら」に、原三溪が考案し「四弁花文」の図柄を焼き印に押したオリジナル品を販売するなど、開発にあたり単なる三溪園の名前入りの土産品ではなく、ストーリー性を意識したという。
先行して10月に行われたテスト販売では、外国人観光客には野点セットやTシャツ、スカーフといった雑貨が人気を集める一方、日本人にはお菓子が一番人気だったという。5日の販売初日も多くの観光客の目にとまり、土産を購入する人の姿がみられた。浜松市から観光に訪れたという女性は「横浜のお土産で有名な商品もあり、パッケージに『三溪園』とついているのがいいですね」と話していた。横浜市の担当者は「外国人観光客も多い三溪園を通じて”和”という横浜の新たな魅力を発信していければ」と話す。
当面は三溪園内の「三溪記念館ミュージアムショップ」のみで販売。横浜高島屋7階のヨコハマ・グッズ横濱001ショップで1月22日から28日までの間販売されるほか、順次市内の001ショップで販売される予定となっている。
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