西区の宮谷小学校の4年生は今年度、神奈川県内の旬の食材にスポットを当てた調べ学習を通年で進めている。
このうち4年2組(近藤睦教諭)では、児童33人が春夏と秋冬、2つのシーズンごとの食材をまとめた新聞を作成した。
きっかけは同校の栄養教諭。食材にはそれぞれ「旬」があることを教わった児童たちは、旬の食材の魅力を広めたいと、新聞形式で情報をまとめることにした。
6月に発行した「春夏」号は、三ツ沢の春キャベツや寒川町のメロンなど、児童33人が各食材の産地や旬、栄養などについてA4サイズの新聞調にまとめた。
学区内で地産地消の飲食店を営む大ど根性ホルモン=西区北幸=の椿直樹シェフも授業に協力。新聞を監修し、「食材の美味しい食べ方が書いてあるといいね」とアドバイスした。これを受け、12月に発行した2号目の秋冬号では食材が給食に出た日付やおすすめの食べ方などを新たに記事内に盛り込んだ。
新聞作成にあたっては、実際に産地や直売所を訪れた児童も。清川村の道の駅まで”取材”に行った男子児童は「給食や家の食事でも『この食材はどこで作られたんだろう』と考えるようになった」と話す。担任の近藤教諭は「食べ物の話題が毎日出てくるようになりました」とクラス内での変化を語った。
1月23日には校内発表で、これまでの取り組みを全校に紹介。児童が作った「神奈川旬をめぐる新聞」は浅間台地域ケアプラザや軽井沢自治会館で閲覧できる。
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